中華製インカム「M1-S」の実力と謎について

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アマゾンで人気の中華製インカム達、その実力と操作性についての経験談です。

インカムといっても様々で、ビーコム・デイトナ・ミッドランド・SENAなど、1台3万円以上する高級機を買えばペアリングにも悩まず4人以上での会話も可能だし良いんだけど、嫁さんの分も買わなきゃとなると、2台・7万円前後の出費はムリムリ。じゃ、選択肢は一つしかない。そう、Amazonで賑わっている中華製インカムしかないのです。

ただ、一口にAmazon中華製品といってもその仕組みや背景は奥が深く、安易に購入するとペアリングに苦労したり、結構な割合で不良品と言うか、品質に問題があるのに当たるし、返品・交換に応じない販売者もいて注意が必要なのです。これは中国という国独特の製品が生まれる背景にあるのかもしれません。

全ての商品にも言える事ですが、インカムやバイクパーツで言うと、この国はお金を支払えばその中核となる技術やICチップを購入する事が可能です。それを元に金型を変更すればデザインが変わり、パッケージにお金をかければ独自のブランドとなる。仮にそこまでお金をかけなくても、本元の販売者と堂々と肩を並べて同じ商品をAmazonで販売できるのが特徴といえます。

なので同じ製品であっても販売者を見極める事も大事になってきます。今回のインカムに限らず、Amazon中華製パーツが大好きな私は、工具・ボルト・レバー・小さなパーツなどを購入し、時には手痛い目にあってきましたので、もう検索に検索を重ね、怪しげな商品説明を見比べながらどれにしようかと思案しておりました。

そんな中、「M1-S」購入の決め手になったのは、あらゆるインカムについての比較をレビューしてくださっている「まさきち」さんのサイト情報が決め手となりました。ぜひ、購入を検討の方は参考になさってください。

https%3A%2F%2Fbikede go.com%2Fblog entry 166 - 中華製インカム「M1-S」の実力と謎について
バイク用インカムの全てがわかる!製品を徹底比較
2019年6月時点最新版バイクライフを劇的に変えたインカムの魅力にはまって早9年。店員よりメーカー社員よりインカム選びの適切なアドバイスができると思うので、本記事がその一助になればと思う。インカム選び6つのポイント選び方で迷ったなら、6つポイントが自分にとって必要か考えてみよう。メーカー、同時接続数、通話距離、通話と音...

もう1台 中華製インカムを代表するriders 4

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これ、めっちゃ見かけます。街中で愛車YZF-R25を見かける以上に普及してます。私のツーリング仲間もこれを購入しました。私の警告を無視し、値段につられて… ポチッと… ヤメとけ〜と言っただろう… (後述しますが、「M1-S」とこれ2台の合計3台のペアリングにどれほど苦労した事か…)

購入前までインカムのペアリングについて全く無知だった私は、まさきちさんの記事を読み込んではAmazonへ飛び、そしてまた記事を読むという状態でした。そんな中でおぼろげに理解したのは、他社製インカムをペアリングをするには容易ではない機種もある事と、どうやら「riders 4」よりは「M1-S」の方がコスパが高いぞという事でした。

その時点では他社製インカムとのペアリングの特徴や通信規格であるプロトコルなどの概念もなく、ただ全てのインカムって、スマホや生活の周りにある様々な通信に使われるBluetoothで簡単に繋がると思っていました。ツーリング仲間も同様で、こいつがそこまで難しい商品とは思っていなかったのです。

なので「riders 4」の説明にある「4人同時通話可能」という言葉だけで、ピッと繋がって簡単に話せると思っていたのです。恐らく、私を含めた多くの方がそう捉えていると思います。実際に手にしてから初めて操作する人が大半ですし、トランシーバーの小型版程度に思いますしね。

もちろん、同機種をみんなで買えばペアリングについてそれほど問題は起きません。直感的に操作手順がわかりやすいか、わかりにくいか程度の事です。ですが、複数台を繋ぐ、また、他社製品を加えてペアリングするとなると、自分の機種がどの程度のパフォーマンスと融通性を持っているかによって接続の難易度が変わってきます。

そう言った意味では、タンデムで使用するにはこの「riders 4」で十分ですし、一人で音楽を聴きながらのライディングでもこれでOKです。ある程度の普及率もある品ですから、ペアリングについてのブログや動画もそこそこありますので参考になると思います。

が… 私は買いません。「M1-S」のコスパの良さと、動作中に怪しげに光るLEDの雰囲気が良いですし、これを販売するFODSPORTSさんのアフターフォローが素晴らしすぎるので。

購入からこれまで

私は、購入時に付属する3M製のテープの使い方が分からずかなり苦労しました。どうしても取り付け方法に納得がいかず、販売者にメールで問い合わせましたがこれも意味不明な返答で、説明書にも取り付け方法の解説もなく、ネット上にもその情報はなく、また、まさきちさんのサイトで説明している物と取り付け方の仕様が違うので本当に悩みました。

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このファスナーテープの必要分の長さのものが付属していたのですが、これをインカム本体の凹んだところに貼り、もう一方をヘルメット側部に貼り付ける。そして押し付けて固定するとありました。

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ヘルメットと固定する面が凹んでいるのでピッタリといかないのです

はぁ? どうやって? そんなんで固定できるの? 大事なところが凹んでますやん。

この方法が全く理解できませんでした。どう考えてもお互いの接着面が届かないし、仮に届いたとしてもギリギリですよ。走行中に使用するものだし、こんな紙一重みたいな固定方法って、何度やっても納得できない。この異質な感覚はAmazon中華製にしかありません。

あれこれ試しているうちにテープが足りなくなり、自分で購入しようと思ったけど、これが結構な値段。取り付け方がおかしいし、説明が不十分です。なのに自分で購入するのは納得がいきません。と販売者に伝えたところパーツを送ってくれました。

で、3M スコッチ 面ファスナーについてググってみて使い方を理解し、不安なまま強く押し付けると何となく固定されている。

う〜ん、販売者もそうして使えって言ってるし、まぁ、しばらくこれでやってみるかと思って取り外しを試していたら、ある日、ポロっとパーツがもげました。まあ、実際のところ、この両サイドのパーツが無い方が固定面がより密接になるので、不要っちゃ不要な部分です。

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写真の白いところは、取れた次の日にツーリングで使うためにとりあえず固定しようと使ったボンドで、本来は両面テープで固定されています。

で、販売者に「取れたよ」と、その経緯を説明したら、「両面テープで取り付ける仕様なので、貼り合わせてください。」ときた。

いやいや、2台・2万円近く出して買った商品の一部が取れて、それを自分で貼るのもおかしいし、手元にそんな薄くて強力な両面テープなんてないし、これも自分で購入する費用をなぜ負担しないといけないのかも理解に苦しむと伝えたら、本体そのものを交換してくれました。

素晴らしい対応です。🌟🌟🌟🌟🌟

で、新しく届いた品を見ておったまげ。わずか1〜2ヶ月の間に取り付け方法が変わっているではないですか。第二世代の登場です。

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下が第二世代 上が第三世代の取り付け面

第二世代には取り付けベースが付いていて、そのベースをヘルメットに両面テープか専用のフックで固定するという方法。普通はこれでしょう。最初の方法がおかしいっすよ。

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第二世代用取り付けベース

その後は問題なく使っていたのですが、半年ほど過ぎた頃、交換をしていない初代型1台が突然電源が切れたりしだして、それが頻繁に起きるようになってきてパワーON・OFFのガイダンスも流れなくなってきたと思ったら、全く電源が入らない事象が発生。

もちろん、FODSPORTSさんは1年保証だからと交換してくれました。👏

そして届いた商品を見て、またまたおったまげ。半年ほどでデザインと中身と、そして… またまた取り付け方法が変わっているではないですか。第三世代の登場です。

新しい「M1-S」は買いか?

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第三世代の取り付け方法
左はインカムをカチッと固定するベース 右はそのベースをヘルメットに固定するパーツ

問題だった取り付け方法は、上記のパーツを二つ使ってヘルメットへベースを固定するのと、そのベースがインカムをキャッチするやり方に変わりました。これで購入以来3度目の変更ですが、充電のために取り外したり、取り付けたりするのも楽になったし、何より合理的な方法へチェンジしたのは一安心。

そして、現在のバージョンの「M1-S」は、何やら内蔵のバッテリー容量が上がったらしいのと、英語のガイダンスが女性によるたどたどしい日本語に変わりました。(個人的には英語の方がカッコ良かったと思う。ヘルメット内で聞こえる声でパイロット気分になったから)

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上が初代と第二世代共通のデザイン 下が第三世代 ボタンの大きさと配置が変わっている

ボタンのデザインや大きさも変わりましたが、特に使い勝手に変化はありません。しかし、こんな頻繁に本体のデザインを変えるって、中国ってところは金型を変えたり、製造ラインを変えるのがよほど安くできるのかなぁ。

とまぁ、色々と楽しませてくれる商品ですが、商品の質が上がったり使い勝手が良くなっていくのは消費者にとっていい事なので、そこの企業努力には拍手を贈りたいですね。

で、この記事を書いている現在では「M1-S」はヤフオクでは流れてなく、Amazonが購入窓口になります。

riders 4などはヤフオクでも販売されていますが、この出品者もAmazonで販売元と肩を並べて売っている業者と何ら変わりはありません。中国へコネクションを持っている日本人か、Amazonと並行してヤフオクで売っている中国系の業者か、そういった類のものです。

なので、中華製インカムを購入するならマーケットプレイス保証もあるAmazonで購入される方が良いと思います。そして何よりも、クレームや問題が多いと販路を絶たれてしまうので中国系の業者はレビューや評価をとても気にしますから、そこも保険となると私は思っています。

その上で言えば、この「M1-S」はオススメのインカムだと私は思います。少し値段を下げている別の販売者(ENKLOV)もいますが、買うなら1年保証の『FODSPORTS』さんから購入してください。販売者によってアフターフォローが違いますので。

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